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日本HP『HP EliteBook x360 1020 G2』実機レビュー 後編です。

後編は、各種ベンチマークによる性能レビューです。

HP EliteBook x360 1020 G2 背面側(その3)

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
(後編)
ベンチマーク
サウンド チェック
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
搭載ソフトウェア
まとめ

レビュー内容は 2018年5月8日時点のものになります。

レビュー機のスペック構成については「スペックについて」の章をご覧ください。

 

ベンチマーク

『HP EliteBook x360 1020 G2』の基本性能や総合的なパフォーマンスのほか、CPU、グラフィック、ストレージ、バッテリーの性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」と、パソコンの各性能レベルを客観的に評価する「PASS MARK PerformanceTest 9.0」を使用して、パソコンの基本性能を測定します。

WinSAT

WinSAT スコア

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
D3DScore ゲーム用グラフィックスのスコア
ただし、従来のゲーム用グラフィックスのスコアのため Windows 10では計測対象外(9.9というスコアは無視)
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

PASS MARK PerformanceTest 9.0

PASS MARK PerformanceTest 9.0 スコア(クリックで拡大表示できます)

「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測されたスコアは、全世界のパソコンがアップロードしたスコアと比較、Percentile(パーセンタイル)の数値から自分のパソコンの性能レベルを客観的に把握することができます。

上記の測定結果を例にすると、トータル性能を示す「PassMark Rating」のスコア「2829.3」のパーセンタイルは「66th Percentile」で、計測を行った他のパソコン 66% よりも上位のスコアという意味です。

別な言い方をすると、「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測しスコアをアップロードした全世界のパソコンのなかで、上位のスコアから 34%(100% - 66%)に位置するスコアということです。

CPU Mark と 2D / 3D Graphics Mark のスコアは中くらいですが、Memory Mark と Disk Mark が PC 全体の性能を引き上げたスコアとなっています。

CPU性能

「CINEBENCH」を使って、CPU性能を測定します。

CINEBENCH 測定結果

レビュー機『HP EliteBook x360 1020 G2』の CPU にはインテル Core i5-7200Uプロセッサーが搭載されています。

同世代のインテル Core i7-7500U プロセッサーの CPU スコアは 350cb 前後であることから、レビュー機に搭載された CPU 性能は Core i7 に近いレベルであることが分かります。

最新世代(第8世代)の Core i5-8250U プロセッサーのほうがスコアは高いのですが、価格も高くなる傾向があります。(Core i5-8250U のスコアは 530cbくらい)

ビジネス向けのモバイルノートとしてなら、第7世代の CPU のほうがコストパフォーマンスに優れているといっても良いでしょう。

グラフィック性能

グラフィック性能は以下のゲーム系ベンチマークソフトを使って測定します。

■3DMark
■ドラゴンクエストX
■ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド
■ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

3DMark

3DMark は、「ICE STORM」「CLOUD GATE」「SKY DIVER」「FIRE STRIKE」「TIME SPY」、各シーンについてグラフィック性能を測定します。

結果は以下のとおり。

3DMark

測定前に流されるデモ映像を見たイメージとしては、次のような印象でした。

Ice Strom なめらか描画
Cloud Gate なめらか描画
Sky Diver おおむねなめらか描画。ときどきカクつくシーンもあったが我慢できるレベル。
Fire Strike カクカクした描画
Time Spy カクカクした描画

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX では、HD解像度(1280×720) の標準品質と最高品質、フルHD解像度(1920×1080)の標準品質で測定します。

結果は以下のとおり。

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1280×720)
標準品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1920×1080)
標準品質、解像度 1920×1080

ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド

ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルドでは、HD解像度(1280×720)の標準品質(ノートPC)と高品質(ノートPC)で測定します。

結果は以下のとおり。

ファイナルファンタジー 標準品質(ノートPC) 解像度 1280×720
標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 高品質(ノートPC) 解像度 1280×720
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターでも、HD解像度(1280×720)の標準品質(ノートPC)と高品質(ノートPC)で測定します。

結果は以下のとおり。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 標準品質(ノートPC) 解像度 1280×720
標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 高品質(ノートPC) 解像度 1280×720
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

 

上記、4つのベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果から、『HP EliteBook x360 1020 G2』のグラフィック性能は、ビジネスシーンでも快適に使える性能レベルです。

ビジネスに必要なビデオチャットやテレビ会議での快適な使用はもちろんのこと、動画視聴や写真・動画の編集のほかライトなゲームも気軽に楽しむことができるレベルです。

ストレージ

レビュー機のストレージには SAMSUNG製の SSD(容量 256GB、接続規格 M.2 / インタフェース SATA)が搭載されています。

ストレージ情報
ストレージ情報

ドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成ドライブ構成
(クリックで拡大表示できます)

ストレージのデータ転送速度の測定結果です。

データ転送速度
データ転送速度

SSD が搭載されていると、測定結果が示す通り Windows や アプリの起動も高速です。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」および「PCMark 10」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

PCMark 8(Home Test)

家庭での利用を想定したテストです。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8 Home Test スコア

PCMark 8 Home Test スコア比較PCMark 8(Home Test) OpenCL対応の Accelerated にて測定

PCMark 8(Creative Test)

クリエイティブな利用を想定したテストです。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8 Creative Test スコア

PCMark 8 Creative Test スコア比較PCMark 8(Creative Test) OpenCL対応の Accelerated にて測定

PCMark 10 Extended

PCMark 10 Extended は、以下の 4つの Test Group のテストを実施します。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

■Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
■Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
■Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
■Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

PCMark 10 Extended スコア

PCMark 10 Extended スコア比較PCMark 10 Extended

 

総合的なパフォーマンスとしては、ゲーミングPC には及ばないものの、一般的なノートパソコンの性能を上回るスコアです。

実際に使ってみた印象としても快適なパフォーマンスで動きも軽快でした。

PCMark 10 Extended については Gaming 以外のジャンルのスコアが良好な結果となっています。ビジネス向けのモバイルノートとしての性能レベルは高いといえます。

動作音・動作熱

動作音については、負荷のかかる処理中でも「サーッ」という排熱の音がかすかに聞こえる程度なので、動作音が気になることはないでしょう。

熱については、負荷のかかる処理中、キーボード奥のヒンジのあいだの排気口周辺やスピーカーのあたりくらいが多少温かくなる程度です。

底面部も温かくなりますが、熱いというほどではありません。

また、キーボードやパームレストは本体内部の熱の影響を受けず、不快な感じはありません。

バッテリー

『HP EliteBook x360 1020 G2』に搭載されているバッテリーの性能(駆動時間と充電時間)を測定します。

■駆動時間
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で行います。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のようになります。

バッテリー残量グラフ

バッテリーの残量は、大よその数字で 1時間当たり 15% ~ 18% 減少しています。

バッテリーによる駆動は 5時間 38分経過後、Windows がバッテリー不足を検知し、パソコンは休止状態になりました。

バッテリーを多く消費する条件とはいえ、モバイルノートのバッテリー駆動時間が 5時間30分程度はチョット短めかもしれません。

長時間モバイルするときには、ディスプレイの明るさや音量を適度に設定するなど節電モードで使用したほうが良いでしょう。

バッテリー充電については、50%まで充電するのに 30分、充電完了までの所要時間は 2時間9分でした。

充電時間は意外と短く、急な外出のときにバッテリー残量が少なくても短時間充電で対応できそうです。

実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

サウンド チェック

『HP EliteBook x360 1020 G2』は、BANG & OLUFSEN サウンドシステムを搭載しています。

BANG & OLUFSEN ロゴ

音質を調整できるユーティリティソフトもインストールされています。

BANG & OLUFSEN サウンドユーティリティソフト

音声、音楽、映画など、サウンドの種類に合わせた音質設定のほか、お好みの音質に調整できるプリセット機能やグラフィックイコライザー機能も搭載されています。

実際に聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域を再生してくれる。
ボリュームを最大にするとサウンドによっては少し音割れを感じるかも。
最大にするとかなりの大音量になるので、音量を抑えめにして聞いても十分な印象。
モバイルノートながら高音質なサウンドを楽しめる。

■ヘッドホン
低音域がより強調されサウンド全体に厚みが増す。
臨場感もアップし迫力サルサウンド楽しめる。

また、BANG & OLUFSEN ユーティリティソフトには、内蔵マイクで拾う音の範囲を「私の声のみ」「会議」から選択できる機能も搭載されています。

BANG & OLUFSEN サウンドユーティリティソフト(ノイズ除去)

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動時間、再起動時間、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間

起動とシャットダウン時間は、感覚的にもかなり「早い」です。

 

搭載ソフトウェア

『HP EliteBook x360 1020 G2』に搭載されている主なソフトウェアです。(クリックで拡大表示できます)

スタートメニュー

Windows標準のソフトのほか、HPソフトウェアパックや スマートフォンと連携できる「HP PhoneWise」、HPヘルプ&サポートソフトなどの HP 独自ソフトウェアにくわえ、サウンドユーティリティソフト「Bang & Olfsen Audio Control」などがインストールされています。

HPソフトウェアパック「HP SoftPaq Download Manager」では、本モデル向けに HP で提供している各種ソフトウェアやドライバなどのダウンロード・バージョンの管理が可能で、ソフトウェアを最新の状態に維持することができます。

「HP PhoneWise」は、パソコンから電話の発着信、テキストメッセージの送受信など、手持ちのスマートフォンと連携することができます。(設定・操作はかんたんです)

HP PhoneWise
HP PhoneWise

また、HPヘルプ&サポートソフトとしては、PCのメンテナンスや問題の回避/解決に役立つ機能が搭載された「HP Support Assistant」、パソコンのバックアップ・リカバリーに便利な「HP Recovery Manager」などがインストール。リカバリメディアを作成するツール「Recovery Media Creation」も入っています。リカバリメディアを作成しておけばコンピューターを出荷時の状態に復元することができます。

 

まとめ

以上、『HP EliteBook x360 1020 G2』のレビュー記事をお届けしました。

スタイル自在に使えるコンバーチブルタイプの 2in1 ノートはビジネスシーンでも利便性は高く、『HP EliteBook x360 1020 G2』は、法人向けモデルとは思えない上質で洗練されたデザインで、性能レベルも高くモバイルノートとして快適に使えます。

のぞき見を防止できる「プライバシースクリーン」やスマートフォンと連携できる「HP PhoneWise」の搭載などビジネスシーンをしっかりサポートしてくれます。

快適性、セキュリティ性能、使いやすさ、モバイル性など、ビジネス向けのモバイルノートとしてトータルバランスにも優れたモデルといえます。

なお、『HP EliteBook x360 1020 G2』の価格やキャンペーンなどの最新情報は、日本HPの直販サイト「HP Directplus」でチェックできます。

 


日本HP直販「HP Directplus」公式サイト
⇒ 『HP EliteBook x360 1020 G2』製品ページ
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HP EliteBook x360 1020 G2 4つのスタイル

 

 

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