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デル『Inspiron 14 7000 (7472)』実機レビュー 後編です。

後編では、『Inspiron 14 7000 (7472)』プラチナモデルを使用して各種ベンチマークによる性能レビューを行います。

なお、レビュー機のスペック構成については「スペックについて」の章をご覧ください。

Inspiron 14 7000 背面側(その3)

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
(後編)
ベンチマーク
サウンド チェック
Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

レビュー内容については 2018年2月27日時点のものになります。

 

ベンチマーク

『Inspiron 14 7000』の基本性能や総合的なパフォーマンスのほか、CPU、グラフィック、ストレージ、バッテリーの性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」と、パソコンの各性能レベルを客観的に評価する「PASS MARK PerformanceTest 9.0」を使用して、パソコンの基本性能を測定します。

WinSAT

WinSAT スコア

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
D3DScore ゲーム用グラフィックスのスコア
ただし、従来のゲーム用グラフィックスのスコアのため Windows 10では計測対象外(9.9というスコアは無視)
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

PASS MARK PerformanceTest 9.0

PASS MARK PerformanceTest 9.0 スコア

「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測されたスコアは、全世界のパソコンがアップロードしたスコアと比較、Percentile(パーセンタイル)の数値から自分のパソコンの性能レベルを客観的に把握することができます。

上記の測定結果を例にすると、トータル性能を示す「PassMark Rating」のスコア「3395.8」のパーセンタイルは「75th Percentile」で、計測を行った他のパソコン 75% よりも上位のスコアという意味です。

別な言い方をすると、「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測しスコアをアップロードした全世界のパソコンのなかで、上位のスコアから 25%(100% - 75%)に位置するスコアということです。

これらの結果から、『Inspiron 14 7000』の基本性能はまずまずの性能レベルであることが分かります。

CPU性能

「CINEBENCH」を使って、CPU性能を測定します。

CINEBENCH 測定結果

レビュー機『Inspiron 14 7000』の CPU には第8世代 インテル Core i7-8550U プロセッサーが搭載されています。

前世代(第7世代)のインテル Core i7-7500U プロセッサーの CPU スコアは 350cb 前後であるのに対し、レビュー機に搭載された CPU のスコアは 578cb。

ベンチマークのスコアを見る限りでは、およそ 65% 性能がアップしていることが分かります。

グラフィック性能

「3DMark」「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」、4つのベンチマークソフトを使ってグラフィック性能を測定します。

まず「3DMark」での測定です。

3DMark では「Ice Storm」「Cloud Gate」「Sky Diver」「Fire Strike」「Time Spy」、各シーンの描画の滑らかさをもとにグラフィック性能を測定します。

スコアの高さは描画の快適性を表しています。

3DMark

測定前に流されるデモ映像を見たイメージとしては、次のような印象でした。

Ice Storm なめらか描画
Cloud Gate なめらか描画
Sky Diver なめらか描画
Fire Strike 少しカクついた描画だが我慢できるレベル
Time Spy カクカクした描画

つぎが「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」の測定結果。

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1920×1080)
標準品質、解像度 1920×1080

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1920×1080)
最高品質、解像度 1920×1080

フルHD 解像度の最高品質でも「とても快適」にプレイできる結果です。

つぎが「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定結果。

ファイナルファンタジー 標準品質(ノートPC)
標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 高品質(ノートPC)
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

さいごに、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」の測定結果。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 標準品質(ノートPC)
標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 高品質(ノートPC)
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

4つのベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果をみると、『Inspiron 14 7000』プラチナモデルのグラフィック性能は意外と高いレベルです。

専用グラフィックス「NVIDIA GeForce MX150」がグラフィック性能レベルのアップにかなり効果的な印象です。

ビジネスシーンでのビデオチャットやテレビ会議、プライベートでも動画視聴や写真・動画の編集、ミドルレンジクラスのゲームも快適に楽しむことができる性能レベルです。

ストレージ

『Inspiron 14 7000』プラチナモデルには、高速ストレージ SSD と 大容量ストレージ HDD がデュアルドライブで搭載されています。

ストレージのドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成
ストレージのドライブ構成

まず、Cドライブに割り当てられている SSD から見てみます。

SSD は、SK Hynix製で 容量 128GB(SATA接続)です。

ストレージ情報(SSD)
ストレージ情報(SSD)

SSD のデータ転送速度です。

データ転送速度(SSD)
データ転送速度(SSD)

SSD が搭載されていると、Windows やアプリの起動が早くて快適です。

次に、Dドライブに割り当てられている HDD を見てみます。

HDD は、SEAGATE製で 容量は 1TB、回転数は 5400rpm です。

ストレージ情報(HDD)
ストレージ情報(HDD)

HDD のデータ転送速度です。

データ転送速度(HDD)
データ転送速度(HDD)

ランダムアクセス(4K Q32T1 および 4K)の書き込み速度が若干低いものの、そのほかのスコアについては、回転数が 5400rpm の HDD として平均的なスコアです。

SSD と HDD のデュアルドライブ構成は、Windows や アプリは SSD から素早く起動でき、写真や動画などサイズの大きいデータは HDD にたくさん保存することができます。高速性と保存性を兼ね備えたコストパフォーマンスに優れた構成です。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

Home Test

家庭での利用を想定したテスト内容です。

PCMark 8 Home Test スコア

PCMark 8 Home Test スコア比較
OpenCL対応の Accelerated にて測定

Creative Test

クリエイティブな利用を想定したテスト内容です。

PCMark 8 Creative Test スコア

PCMark 8 Creative Test スコア比較
OpenCL対応の Accelerated にて測定

総合的なパフォーマンスとしても高いレベルで快適なパフォーマンスが期待できるスコアです。

動作音・動作熱

動作音については、負荷のかかる処理中は「サーッ」という排熱するときの気流音が大きくなります。個人差はありますが少し耳障りに感じるかもしれません。

ただ、負荷が低減してくると即応するように排熱も落ち着いてきて気流音も静かになってきます。

通常の状態での動作音は静かであることや、使っているあいだ負荷のかかる状態が終始続くわけではないことを考慮すれば、それほど気になることはないでしょう。

また、動作熱については、負荷のかかる処理中は、キーボードの奥、排気口周辺が温かくなります。

キーボードもスキマから本体内部の熱が伝わり若干温かさを感じます。

パームレストはヒンヤリとしたままで温かくなることはありませんでした。

バッテリー

『Inspiron 14 7000』に搭載されているバッテリーの性能(駆動時間と充電時間)を測定します。

■駆動時間
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で行います。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のようになります。

バッテリー残量グラフ

バッテリーで駆動しているとき、バッテリーの残量は大よその数字で 1時間当たり 15 ~ 17% くらいずつ減少しています。

バッテリーによる駆動は 5時間 34分経過後、Windows がバッテリー不足を検知し、パソコンは休止状態になりました。

休止状態になる直前にバッテリー残量が大幅に減少している点はチェックが必要ですが、通常よりもバッテリーを多く消費する条件のもとで、およそ 5時間30分のバッテリー駆動はまずまずといったところでしょうか。

ディスプレイの明るさや音量を適度に設定するなど節電モードでの使用ならバッテリー駆動時間はもっと長くなるはずです。

バッテリー充電については、50%まで充電するのに 1時間11分、充電完了までの所要時間は 3時間7分でした。

実際の使用にあたっては、環境・条件などによりバッテリーの駆動時間や充電時間は変動するので、参考値としてください。

 

サウンド チェック

『Inspiron 14 7000』には、サウンドユーティリティソフト「Waves MaxxAudio Pro」が搭載されています。

Waves MaxxAudio Pro には、サウンドに合わせたプリセットが数多く設定されているほか、スピーカーやヘッドフォンなどサウンドを再生する機器に合わせて、お好みのサウンドにチューニングすることもできます。

Waves MaxxAudio Pro サウンドユーティリティソフト
Waves MaxxAudio Pro サウンド ユーティリティソフト

ちなみに、サウンドユーティリティソフトを開発した Waves MaxxAudio はイスラエルのデジタル音声&音響技術メーカーで、そのサウンドは パソコンやタブレット、スマートフォンなど幅広く採用されています。

実際にサウンドを聴いてみた印象です。

■スピーカー
音域の広さや音質はまずまずだが、少しこじんまりとしたイメージ。
ボリュームを最大にすると、サウンドによっては音割れする場合もある。
パソコンで聞くサウンドとしてはそれなりの印象。

■ヘッドフォン
低音域から高音域まで音域が広く、サウンドの厚みや臨場感がアップ。
高音質なサウンドを楽しめる。

 

Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)

『Inspiron 14 7000』プラチナモデルの Windows起動とシャットダウンの様子を動画に収録しました。

動画収録時の起動時間・シャットダウン時間は次のとおりです。

・起動      : 18.7秒
・シャットダウン : 11.5秒

動画では起動・シャットダウン時間を感覚でイメージできます。

なお、起動・シャットダウン時間は状況により多少変動するので、参考値にしてください。

 

搭載ソフトウェア

『Inspiron 14 7000』に搭載されている主なソフトウェアです。

スタートメニュー(その1)

スタートメニュー(その2)

Windows標準のソフトのほか、Dell サポート関連ソフト、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。

「Dell Help & Support」には、Windows 10 の操作方法、ワイヤレスや周辺機器への接続方法などを参照することができ、はじめて Windows 10 を使うときでもあんしんです。

Dell Help & Support

また、「Support Assist」にはシステム全体を最適化してくれる機能も搭載されており、快適なパフォーマンスを維持することができます。

Support Assist

バッテリーの最適化やバッテリー/電源の使用スケジューリングなどの設定ができる「Dell Power Manager」もインストールされています。

Dell Power Manager

使い方にもよりますが、バッテリーの性能を最大限に活かすことができます。

さらに、「SmartByte」もインストールされています。

「SmartByte」リアルタイムチャットやビデオのストリーミングなど、インターネット通信の優先度設定ができるソフトウェアです。ビデオのストリーミングの優先度を上げれば、遅延やバッファリングによる映像の途切れを低減し快適に動画を視聴することができます。

SmartByte

なお、動画再生ソフトや、写真・動画編集ソフトはインストールされていませんでした。

 

付属品

『Inspiron 14 7000』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類)です。

『Inspiron 14 7000』本体セット

付属しているドキュメントは、「クイックスタートガイド」と「安全および認可機関に関する情報」でマルチ言語対応版です。

『Inspiron 14 7000』ドキュメント

いずれも、かんたんな内容が記載されている程度ですが、製品の使い方や取り扱いに関する詳細な情報はデル公式サイトで公開しており、ブラウザで閲覧できるほか、PDF ファイルとしてダウンロードすることもできます。

 

まとめ

『Inspiron 14 7000』は、第8世代インテル Core プロセッサーを搭載した 14.0型ノートです。

デザインもスタイリッシュで、性能面を見てもベンチマークのスコアが示す通り、快適なパフォーマンスで動きも軽快でした。

14.0インチサイズのディスプレイは、モバイルノートの主流でもある 13.3インチサイズより一回り大きいものの、狭額ベゼルが採用されているので本体サイズが大きいという感じはありません。

その分、本体の質量は 13.3インチサイズにくらべ若干の重さが加わりますが、持ち歩きも充分可能です。

価格は 104,980円(税抜・配送料込) ~ と性能やデザイン性の高さのわりにリーズナブルな印象です。

持ち歩きしたいけど 13.3型では画面が小さいといったニーズを満たしてくれるコストパフォーマンスにも優れたモデルといえます。

なお、デル直販サイト「デルオンラインストア」で発行しているクーポンを利用すれば、さらにお買い得価格になります。

ラインナップしているモデルの詳細やクーポンなどの最新情報は、デルオンラインストアでチェックしてください。

 


デル直販「デルオンラインストア」公式サイト
New_Inspiron_14_7000_7472(2017/10/3発売)
 

 

 

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