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デル『Inspiron 15 7000ゲーミング(Gaming 7567)』の実機レビュー 後編です。

後編では、『Inspiron 15 7000ゲーミング』プレミアムモデルの各種ベンチマーク、起動・シャットダウン時間計測などのレビューを行います。

Inspiron 15 7000ゲーミング 背面側(その3)

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
(後編)
ベンチマーク
RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測
サウンド チェック
Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

※レビュー内容は 2017年10月27日時点のものになります。

 

ベンチマーク

『Inspiron 15 7000ゲーミング』プレミアムの基本性能やトータルパフォーマンス、グラフィック性能、ストレージ、バッテリーについての性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」によるパソコン性能の測定です。

WinSat スコア

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
D3DScore ゲーム用グラフィックスのスコア
ただし、従来のゲーム用グラフィックスのスコアのため Windows 10では計測対象外(9.9というスコアは対象外)
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

専用グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti を搭載しているのにもかかわらず GraphicsScore のスコアが思いのほか低いのは、WinSAT が専用グラフィックスを認識していないことが考えられます。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

Home Test

家庭での利用を想定したテスト内容です。

PCMark 8 Home Test スコア

PCMark 8 Home Test スコア比較
OpenCL対応の Accelerated にて測定

Creative Test

クリエイティブな利用を想定したテスト内容です。

PCMark 8 Creative Test スコア

PCMark 8 Creative Test スコア比較
OpenCL対応の Accelerated にて測定

総合的なパフォーマンスとしては、ハイレベルなゲーミング PC には及ばないものの、ゲーミングノートとしては高いレベルのスコアといったところでしょうか。

グラフィック性能

『Inspiron 15 7000ゲーミング』プレミアムには、第7世代 インテル Core i7-7700HQ プロセッサー と NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti グラフィックスが搭載されています。

「3DMark」「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」、4つのベンチマークソフトを使ってグラフィック性能を測定します。

まず「3DMark」の測定結果です。

「ICE STORM」「CLOUD GATE」「SKY DIVER」「FIRE STRIKE」「Time Spy」、各シーンの描画の滑らかさをもとにグラフィック性能を測定します。

スコアの高さは描画の快適性を表しています。

3DMark

測定前に流されるデモ映像を見たイメージとしては、次のような印象でした。

IceStrom なめらか描画
CloudGate なめらか描画
SkyDiver なめらか描画
FireStrike なめらか描画
TimeSpy なめらか描画。厳しい目で見ると一部のシーンでカクついた感じもあったが全然問題ないレベル。

次が、「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」の測定結果。

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1280×720)
標準品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

ドラゴンクエストXベンチマークソフトは、思いのほかスコアが伸びなかったようです。おそらく、NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti グラフィックスではなく、CPU内蔵のグラフィックスが処理していたものと思われます。

次は、「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定結果。

ファイナルファンタジー 高品質(ノートPC)、解像度 1280×720
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 最高品質、解像度 1280×720
最高品質、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 最高品質、解像度 1920×1080
最高品質、解像度 1920×1080、DirectX 11

さいごに、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」の測定結果。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 高品質(ノートPC)、解像度 1280×720
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 最高品質、解像度 1280×720
最高品質、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 最高品質、解像度 1920×1080
最高品質、解像度 1920×1080、DirectX 11

4つのベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果をみると、『Inspiron 15 7000ゲーミング』プレミアムのグラフィック性能は、ゲーミングノートPC として高いレベルの性能です。

ヘビーなゲームタイトルも数多くプレイできる性能を備えている印象です。

なお、SteamVR パフォーマンステストを実施した結果、『Inspiron 15 7000ゲーミング』プレミアムは「VR可能」となりましたが、快適なプレイは難しいようです。

SteamVR パフォーマンステスト
SteamVR パフォーマンステスト結果

動作音については、ベンチマークなど負荷のかかる処理を実行しているときは、排熱のためファンがフル回転しファン音が大きくなります。

アイドル状態では静かですが、ファンがフル回転しているときの回転音とのギャップで少し耳障りに感じるかもしれません。

ただ、負荷が低減すると、ファンの回転は落ち着いてきて、音も静かになります。

また、熱については、負荷のかかる処理中はキーボード奥側(ヒンジの近く当たり)が少し熱くなるものの、パームレストは熱くなることはありませんでした。

ストレージ

ストレージのベンチマークです。

『Inspiron 15 7000ゲーミング』プレミアムには、高速ストレージ SSD と 大容量ストレージ HDD がデュアルドライブで搭載されています。

ストレージのドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成

ストレージは、SSD と HDD のデュアルドライブ構成です。

まず、Cドライブに割り当てられている SSD から見てみます。

SSD は、東芝製で 容量は 128GB です。

ストレージ情報(SSD)
ストレージ情報(SSD)

SSD のデータ転送速度です。

ストレージのデータ転送速度(SSD)
ストレージのデータ転送速度(SSD)

SSD が搭載されていると、数字が示す通り Windows や アプリの起動も高速です。

次に、Dドライブに割り当てられている HDD を見てみます。

HDD は、SEAGATE製で 容量は 500GB、回転数は 5400rpm です。

ストレージ情報(HDD)
ストレージ情報(HDD)

なお、レビュー機の HDD容量は 500GBでしたが、デルオンラインストアで販売されている同モデルの HDD容量は 1TB です。

HDD のデータ転送速度です。

ストレージのデータ転送速度(HDD)
ストレージのデータ転送速度(HDD)

回転数が 5400rpm の HDD としては、平均的なスコアです。

SSD と HDD のデュアルドライブ構成は、Windows や アプリは SSD から素早く起動でき、写真や動画などサイズの大きいデータは HDD にたくさん保存することができる、ストレージとして効率の良い構成です。

バッテリー

『Inspiron 15 7000ゲーミング』に搭載されているバッテリーの性能を測定してみます。

測定は、次の条件で周期的にバッテリーの残量を測定しバッテリー駆動時間を算出します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

バッテリー残量グラフ

バッテリーの残量は、大よその数字で 1時間当たり 13%~15% くらいずつ減少しています。

バッテリーによる駆動は 6時間 32分経過後、Windows がバッテリー不足を検知し、パソコンはスリープ状態になりました。

消費電力が比較的高めのゲーミングPC ながら、バッテリー駆動時間は意外と長い印象です。

ただし、実際の使用にあたっては、環境や条件などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測

『Inspiron 15 7000ゲーミング』プレミアムで、RAWデータ現像と動画エンコードの処理時間を計測してみます。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・撮影カメラ SONY NEX-5

■処理時間

出力先 処理時間 メモリ使用量
SSD 1分11秒 4.5GB
HDD 1分11秒 4.4GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」を計測。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 15

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間

■処理時間

出力先 処理時間 メモリ使用量
SSD 3分24秒 4.7GB
HDD 3分23秒 4.6GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」を計測。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

 

サウンド チェック

『Inspiron 15 7000ゲーミング』には、Waves MaxxAudio Pro が搭載されています。

Waves MaxxAudio はイスラエルのデジタル音声&音響技術メーカーで、そのサウンドは パソコンやタブレット、スマートフォンなど幅広く採用されています。

Waves MaxxAudio Pro のコントロール画面では、スピーカー、ヘッドフォンなど、サウンドを再生する機器に合わせて、お好みのサウンドにチューニングすることができます。

Waves MaxxAudio Pro コントロール画面
Waves MaxxAudio Pro コントロール画面

実際に聴いてみた印象は次のとおりです。

■スピーカー
低音域から高音域まで音域が広く高音質。
サブウーハーが実装されているだけに、一般的なノートパソコンに比べ、低音域がしっかり出ている。
音量を上げたとき高音域が少し音割れ気味。(レベル50を超えたくらいで音割れ?)

■ヘッドフォン
低音域から高音域までバランスの良い高音質なサウンド。
高音域の音割れ感もなく、臨場感あるサウンドを楽しめる。
通常のヘッドホンで十分楽しめる。

 

Windows の起動・シャットダウン時間計測(動画に収録)

『Inspiron 15 7000ゲーミング』の Windows起動時間とシャットダウン時間は、次のとおりです。

・起動  : 21.4秒
・再起動 : 13.5秒

Windowsの起動とシャットダウンの様子を動画に収録しています。起動・シャットダウン時間を感覚でイメージできるので参考にどうぞ!

 

搭載ソフトウェア

『Inspiron 15 7000ゲーミング』に搭載されている主なソフトウェアです。

スタートメニュー(その1)

スタートメニュー(その2)

Windows標準のソフトのほか、Dell サポート関連ソフト、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。(写真・動画編集ソフトはインストールされていませんでした。)

「Dell Help & Support」には、Windows 10 の操作方法、ワイヤレスや周辺機器への接続方法などを参照することができ、はじめて Windows 10 を使うときでもあんしんです。

Dell Help & Support

 

付属品

『Inspiron 15 7000ゲーミング』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類)です。

『Inspiron 15 7000ゲーミング』本体セット

付属しているドキュメントは、「クイックスタートガイド」と「安全および認可機関に関する情報」でマルチ言語対応版です。

『Inspiron 15 7000ゲーミング』ドキュメント

いずれも、かんたんな内容が記載されている程度ですが、製品の使い方や取り扱いに関する詳細な情報は、デル公式サイトで公開しており、ブラウザで閲覧できるほか、PDF ファイルとしてダウンロードすることもできます。

 

まとめ

『Inspiron 15 7000ゲーミング』に搭載されているグラフィックス性能は、ゲーミングノートPC として高いレベルの性能で、ヘビーなゲームタイトルも数多くプレイできる性能レベルを備えています。

ゲーミングのほか、写真・動画編集も快適に処理できる性能レベルです。

また、デザイン面では、ゲーミングノートらしいカッコいいデザインながら、派手派手しさが控えめな点は、筆者としては好印象です。

ゲームプレイにくわえ、写真や動画編集など、負荷のかかる処理もパワフルにこなせるノートパソコンを検討しているなら、候補に挙げておきたいモデルです。

ラインナップしているモデルや価格などの最新情報は、デル直販サイト「デルオンラインストア」でチェックしてみてください。

 


デル オンラインストア 公式サイト
inspiron-15-7567-laptop(2017/1/20発売)
 

 

 

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