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富士通 AH シリーズ『LIFEBOOK WA3/B3』の実機レビュー 後編です。

後編は各種ベンチマークによる性能レビューです。

LIFEBOOK WA3/B3 背面側(その3)

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
(後編)
ベンチマーク
サウンド チェック
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

レビュー内容については 2018年4月27日時点のものです。

レビュー機のスペック構成については「スペックについて」の章をご覧ください。

 

ベンチマーク

『LIFEBOOK WA3/B3』の基本性能や総合的なパフォーマンスのほか、CPU、グラフィック、ストレージ、バッテリーの性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」と、パソコンの各性能レベルを客観的に評価する「PASS MARK PerformanceTest 9.0」を使用して、パソコンの基本性能を測定します。

WinSAT

WinSAT スコア

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
D3DScore ゲーム用グラフィックスのスコア
ただし、従来のゲーム用グラフィックスのスコアのため Windows 10では計測対象外(9.9というスコアは無視)
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

PASS MARK PerformanceTest 9.0

PASS MARK PerformanceTest 9.0 スコア(クリックで拡大表示できます)

「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測されたスコアは、全世界のパソコンがアップロードしたスコアと比較、Percentile(パーセンタイル)の数値から自分のパソコンの性能レベルを客観的に把握することができます。

上記の測定結果を例にすると、トータル性能を示す「PassMark Rating」のスコア「3183.7」のパーセンタイルは「72nd Percentile」で、計測を行った他のパソコン 72% よりも上位のスコアという意味です。

別な言い方をすると、「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測しスコアをアップロードした全世界のパソコンのなかで、上位のスコアから 28%(100% - 72%)に位置するスコアということです。

個別のスコアでみると 3D Graphics Mark のスコアが足を引っ張った結果ですが、さまざまなジャンルのパソコンのなかでもトータルスコアのランクは上位クラスにあたり、レビュー機の『LIFEBOOK WA3/B3』の基本性能はスタンダードノートながら高いレベルの性能であることが分かります。

CPU性能

「CINEBENCH」を使って、CPU性能を測定します。

CINEBENCH 測定結果

レビュー機『LIFEBOOK WA3/B3』の CPU には第8世代 インテル Core i7-8550U プロセッサーが搭載されています。

前世代(第7世代)のインテル Core i7-7500U プロセッサーの CPU スコアは 350cb 前後であるのに対し、レビュー機に搭載された CPU のスコアは 508cb。

ベンチマークのスコアを見る限りでは、CPU 性能は およそ 45% アップしていることが分かります。

グラフィック性能

グラフィック性能は以下のゲーム系ベンチマークソフトを使って測定します。

■3DMark
■ドラゴンクエストX
■ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド
■ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
■ファイナルファンタジーXV

3DMark

3DMark は、「ICE STORM」「CLOUD GATE」「SKY DIVER」「FIRE STRIKE」「TIME SPY」、各シーンについてグラフィック性能を測定します。

結果は以下のとおり。

3DMark

測定前に流されるデモ映像を見たイメージとしては、次のような印象でした。

Ice Strom なめらか描画
Cloud Gate なめらか描画
Sky Diver おおむねなめらか描画。動きの速いシーンではカクついた描画もあったが問題ないレベル
Fire Strike カクカクした描画
Time Spy カクカクした描画

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX では、HD解像度(1280×720) とフルHD解像度(1920×1080) それぞれの標準品質と最高品質で測定します。

結果は以下のとおり。

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1280×720)
標準品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1920×1080)
標準品質、解像度 1920×1080

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1920×1080)
最高品質、解像度 1920×1080

ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド

ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルドでは、HD解像度(1280×720) / DirectX 11 の 標準品質(ノートPC) と高品質(ノートPC) で測定します。

結果は以下のとおり。

ファイナルファンタジー 標準品質(ノートPC)
標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 高品質(ノートPC)
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターでも、HD解像度(1280×720) / DirectX 11 の 標準品質(ノートPC) と高品質(ノートPC) で測定します。

結果は以下のとおり。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 標準品質(ノートPC)
標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 高品質(ノートPC)
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジーXV

ファイナルファンタジーXV は、解像度 1280×720 / 軽量品質でも動作困難という結果でした。

ファイナルファンタジーXV(解像度 1280×720、軽量品質)
解像度 1280×720、軽量品質

 

上記、5つのベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果をみると、『LIFEBOOK WA3/B3』のグラフィック性能レベルは、スタンダードノートしての快適性は充分で、動画視聴はもちろんのこと、写真・動画の編集やライトなゲームも気軽に楽しむことができるレベルです。

ストレージ

レビュー機の『LIFEBOOK WA3/B3』には、高速ストレージ SSD と 大容量ストレージ HDD がデュアルドライブで搭載されています。

ドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成ストレージのドライブ構成
(クリックで拡大表示できます)

まず、SSD から見てみます。

SSD は、SanDisk製で 容量 128GB(SATA接続)です。

ストレージ情報(SSD)
ストレージ情報(SSD)

SSD のデータ転送速度です。

データ転送速度(SSD)
データ転送速度(SSD)

SSD が搭載されていると、数字が示す通り Windows や アプリの起動も高速です。

次に、Dドライブに割り当てられている HDD を見てみます。

HDD は、WESTERN DIGITAL製で 容量は 1TB、回転数は 5400rpm です。

ストレージ情報(HDD)
ストレージ情報(HDD)

HDD のデータ転送速度です。

データ転送速度(HDD)
データ転送速度(HDD)

回転数が 5400rpm の HDD としては、なかなか良好なスコアです。

SSD と HDD のデュアルドライブ構成は、Windows や アプリは SSD から素早く起動でき、写真・動画などサイズの大きいデータは HDD にたくさん保存することができる、ストレージとしてコストパフォーマンスに優れた構成です。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」および「PCMark 10」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

PCMark 8(Home Test)

家庭での利用を想定したテスト内容です。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8 Home Test スコア

PCMark 8 Home Test スコア比較PCMark 8(Home Test) OpenCL対応の Accelerated にて測定

PCMark 8(Creative Test)

クリエイティブな利用を想定したテスト内容です。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8 Creative Test スコア

PCMark 8 Creative Test スコア比較PCMark 8(Creative Test) OpenCL対応の Accelerated にて測定

PCMark 10 Extended

PCMark 10 Extended は、以下の 4つの Test Group のテストを実施します。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

■Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
■Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
■Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
■Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

PCMark 10 Extended スコア

PCMark 10 Extended スコア比較PCMark 10 Extended

 

総合的なパフォーマンスとしては、快適なパフォーマンスが期待できるスコアです。

実際に使ってみた印象としても快適なパフォーマンスで動きも軽快でした。

なお、PCMark 10 Extended では Digital Contents Creation や Gaming のジャンルも含めた評価のため、総合スコアが低めに出ていますが、それらを除けば、高い性能レベルであることが分かります。

動作音・動作熱

動作音については、負荷のかかる処理中は本体内部の排熱のため「サーッ」というファン音が大きくなります。個人差はありますが少し耳障りに感じるかもしれません。

ただ、負荷が低減すると即応するようにファン音は小さくなります。

通常の動作音は静かであることや、負荷のかかる処理が終始続いているわけではないので、動作音はそれほど気にはならないと思います。

動作熱については、負荷のかかる処理中でも排気孔周辺が多少温かくなる程度です。

キーボードやパームレストが本体内部の熱の影響を受けないので不快な感じはありません。

バッテリー

『LIFEBOOK WA3/B3』に搭載されているバッテリーの性能(駆動時間)を測定します。

■駆動時間
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

バッテリー駆動時間の測定結果は以下のようになります。

バッテリー残量グラフ

バッテリーの残量は、大よその数字で 1時間当たり 19% ~ 21% 程度減少しています。

バッテリーによる駆動は 4時間37分経過後、Windows がバッテリー不足を検知し、パソコンは休止状態になりました。

バッテリーを多く消費する条件でもバッテリー駆動時間が 4時間30分くらい持続できることは、15.6型スタンダードノートとしてのバッテリー性能はまずまずといえます。

なお、画面の明るさや音量レベルなどを通常の使用レベルに調整すれば、バッテリー駆動時間はもう少し伸びるはずです。

実際の使用にあたっては、環境や条件などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

サウンド チェック

『LIFEBOOK WA3/B3』は ONKYO製のハイレゾ再生対応のスピーカーを搭載しています。

ONKYO ロゴ

ハイレゾ音源の再生ソフトもプリインストールされているので、ハイレゾ音源をダウンロードすれば気軽に超高音質なサウンドを楽しむことができます。

ハイレゾ音源再生ソフト(クリックで拡大表示できます)

ハイレゾ音源を試聴した印象としては・・・

クリアで透明感のあるサウンドが出力される。
サウンドの細部まで出力されて、間近で聞いているような雰囲気になる。
通常の圧縮音源と聞き比べると、その違いがハッキリと分かる。

『LIFEBOOK WA3/B3』に搭載されているスピーカーの質が高く、通常の圧縮音源もかなりの高音質ですが、ここはハイレゾ音源で超高音質なサウンドを楽しみたいところです。

なお、ヘッドフォンで聴くサウンドとしては、低音域がより強調されサウンド全体に厚みが増し臨場感もアップ、迫力あるサウンドを楽しめます。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動時間、再起動時間、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間

感覚的にも結果が示す通り「早い」です。

 

搭載ソフトウェア

『LIFEBOOK WA3/B3』に搭載されている主なソフトウェアです。(クリックで拡大表示できます)

スタートメニュー(その1)

スタートメニュー(その2)

Windows標準のソフトのほか、富士通オリジナルのサポートソフトやユーティリティーソフト、写真・動画編集ソフト、ウィルス対策ソフト(マカフィー リブセーフ 3年版)など、数多くのソフトウェアがインストールされています。

ソフトウェアがたくさんインストールされているときに役立つソフトが「@メニュー」。

@メニュー(目的で探す)
(クリックで拡大表示できます)

@メニュー(名前で探す)
(クリックで拡大表示できます)

「@メニュー」は、ジャンルや目的から使いたいソフトをかんたんに探すことができる便利なソフトです。

また、富士通アドバイザーは、ソフトウェアのアップデート情報、パソコン診断情報のお知らせや、マニュアルの表示、よくあるトラブルの解決方法など、あんしんしてパソコンを使うための情報を見ることができます。

富士通アドバイザー
富士通アドバイザー

 

付属品

『LIFEBOOK WA3/B3』には、本体のほか電源アダプター、電源コード、マニュアル類が同梱されています。

『LIFEBOOK WA3/B3』本体セット

マニュアルには「取扱説明書」も含まれており、セットアップ手順も詳細に記載されています。

『LIFEBOOK WA3/B3』取扱説明書(表紙)

『LIFEBOOK WA3/B3』取扱説明書(セットアップ手順)

 

まとめ

以上、『LIFEBOOK WA3/B3』のレビュー記事をお届けしました。

『LIFEBOOK WA3/B3』は、性能レベルが高く、快適パフォーマンスで軽快に動作してくれます。

タイピングしやすいキーボード、充実のインターフェースなど使いやすさにくわえ、質感の高い外観、狭額ベゼルの採用により画面周りがスッキリしているなどスタイリッシュなデザインも好印象です。

ハイレゾに対応したONKYO製スピーカーで気軽にハイレゾ音源を楽しめるのも魅力です。

価格は、CPU に Core i5 を選択すればクーポン適用で 10万円台(税込)からと、意外とお手ごろです。(価格は記事執筆時点)

『LIFEBOOK WA3/B3』は、高いレベルの性能にくわえ、デザイン性、使いやすさなど、ハイグレードなスタンダードノートといえます。

なお、価格や割引クーポン、キャンペーンなどの最新情報は、富士通直販サイト WEB MART でチェックできます。

 


富士通直販サイト WEB MART
⇒ 『LIFEBOOK WA3/B3』製品ページ
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LIFEBOOK WA3/B3 正面(その3)

 

 

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