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富士通 UH シリーズ『LIFEBOOK WU2/B3』の実機レビュー 後編です。

後編では、各種ベンチマークによる性能レビューのほか、カスタマイズのポイントについても解説します。

LIFEBOOK WU2/B3 背面側(その3)

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
(後編)
ベンチマーク
サウンド チェック
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
搭載ソフトウェア
付属品
カスタマイズのポイント
まとめ

レビュー内容については 2018年3月15日時点のものです。

レビュー機のスペック構成については「スペックについて」の章をご覧ください。

 

ベンチマーク

『LIFEBOOK WU2/B3』の基本性能や総合的なパフォーマンスのほか、CPU、グラフィック、ストレージ、バッテリーの性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」と、パソコンの各性能レベルを客観的に評価する「PASS MARK PerformanceTest 9.0」を使用して、パソコンの基本性能を測定します。

WinSAT

WinSAT スコア

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
D3DScore ゲーム用グラフィックスのスコア
ただし、従来のゲーム用グラフィックスのスコアのため Windows 10では計測対象外(9.9というスコアは無視)
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

PASS MARK PerformanceTest 9.0

PASS MARK PerformanceTest 9.0 スコア
(クリックで拡大表示できます)

「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測されたスコアは、全世界のパソコンがアップロードしたスコアと比較、Percentile(パーセンタイル)の数値から自分のパソコンの性能レベルを客観的に把握することができます。

上記の測定結果を例にすると、トータル性能を示す「PassMark Rating」のスコア「3601.4」のパーセンタイルは「77th Percentile」で、計測を行った他のパソコン 77% よりも上位のスコアという意味です。

別な言い方をすると、「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測しスコアをアップロードした全世界のパソコンのなかで、上位のスコアから 23%(100% - 77%)に位置するスコアということです。

スコアランクは上位クラスにあたり、レビュー機の『LIFEBOOK WU2/B3』の基本性能はモバイルノートとして高いレベルの性能であることが分かります。

CPU性能

「CINEBENCH」を使って、CPU性能を測定します。

CINEBENCH 測定結果

レビュー機『LIFEBOOK WU2/B3』の CPU には第8世代 インテル Core i7-8550U プロセッサーが搭載されています。

前世代(第7世代)のインテル Core i7-7500U プロセッサーの CPU スコアは 350cb 前後であるのに対し、レビュー機に搭載された CPU のスコアは 509cb。

ベンチマークのスコアを見る限りでは、CPU 性能は およそ 45% アップしていることが分かります。

グラフィック性能

「3DMark」「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」、4つのベンチマークソフトを使ってグラフィック性能を測定します。

まず「3DMark」の測定結果です。

「Ice Strom」「Cloud Gate」「Sky Diver」「Fire Strike」「Time Spy」、各シーンの描画の滑らかさをもとにグラフィック性能を測定します。

スコアの高さは描画の快適性を表しています。

3DMark

測定前に流されるデモ映像を見たイメージとしては、次のような印象でした。

Ice Strom なめらか描画
Cloud Gate なめらか描画
Sky Diver なめらか描画。若干カクついたシーンもあったが問題ないレベル。
Fire Strike カクカクした描画
Time Spy カクカクした描画

次が、「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」の測定結果。

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1280×720)
標準品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1920×1080)
標準品質、解像度 1920×1080

「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の測定結果。

ファイナルファンタジー 高品質(ノートPC)
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 最高品質
最高品質、解像度 1280×720、DirectX 11

さいごに、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」の測定結果。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 高品質(ノートPC)
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 最高品質
最高品質、解像度 1280×720、DirectX 11

4つのベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果をみると、『LIFEBOOK WU2/B3』のグラフィック性能レベルは、CPU内蔵グラフィックスながら高いレベルです。

モバイルノートしての快適性は充分で、動画視聴はもちろんのこと、写真・動画の編集やライトなゲームも気軽に楽しむことができそうです。

ストレージ

ストレージのベンチマークです。

ストレージは SAMSUNG製の SSD で、容量は 512GB、接続規格 M.2 (Type2280) / インターフェース PCIe / 転送モード NVMe です。

ストレージ情報
ストレージ情報

ドライブ構成は次のようになります。

ドライブ構成
ドライブ構成
(クリックで拡大表示できます)

SSD のデータ転送速度です。

データ転送速度
データ転送速度

SSD が搭載されていると、数字が示す通り Windows や アプリの起動も高速です。

とくに、レビュー機の『LIFEBOOK WU2/B3』に搭載されている SSD は、インターフェース PCIe / 転送モード NVMe なので、Windows やアプリの起動などストレージへのアクセスは、体感的にも爆速です。

ちなみに、NVMe は、SATA接続の SSD よりも 高速なデータアクセスが可能なので、Windows や アプリもより高速に起動できます。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

Home Test

家庭での利用を想定したテストです。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8 Home Test スコア

PCMark 8 Home Test スコア比較
OpenCL対応の Accelerated にて測定

Creative Test

クリエイティブな利用を想定したテストです。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8 Creative Test スコア

PCMark 8 Creative Test スコア比較
OpenCL対応の Accelerated にて測定

総合的なパフォーマンスとしては、モバイルノートながら、高いレベルで快適なパフォーマンスが期待できるスコアです。実際に使ってみた印象としても動きも軽快で快適に使えます。

動作音・動作熱

動作音については、負荷のかかる処理中は「サーッ」という排熱するときの気流音が大きくなります。個人差はありますが少し耳障りに感じるかもしれません。

ただ、負荷が低減してくると即応するように排熱も落ち着いてきて気流音も静かになってきます。

負荷のかからない通常状態では動作音が静かであることや、負荷のかかる処理が終始続くわけではないことを考慮すると、動作音はそれほど気にはならないと思います。

動作熱については、負荷のかかる処理中(ファンがフル回転しているとき)はキーボードの奥側(排気口周辺)が温かくなります。

キーボードやパームレストは本体内部の熱の影響を受けることはなく、とくにパームレストはヒンヤリとしたままなので不快な感じはありません。

バッテリー

『LIFEBOOK WU2/B3』に搭載されているバッテリーの性能(駆動時間と充電時間)を測定します。

■駆動時間
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で行います。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のようになります。

バッテリー残量グラフ

バッテリーの残量は、大よその数字で 1時間当たり 12% ~ 13% 程度減少しています。

バッテリーによる駆動は 7時間26分経過後、Windows がバッテリー不足を検知し、パソコンは休止状態になりました。

バッテリーを多く消費する条件でもバッテリー駆動時間が 7時間以上持続できることは、モバイルノートとして充分ともいえる性能です。

ディスプレイの明るさや音量を適度に設定するなど節電モードでの使用ならバッテリー駆動時間はもっと長くなるはずです。

バッテリー充電については、50%まで充電するのに 48分、充電完了までの所要時間は 2時間15分でした。

『LIFEBOOK WU2/B3』のバッテリー性能は かなり高いレベルといえます。

なお、実際の使用にあたっては、環境や条件などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

サウンド チェック

『LIFEBOOK WU2/B3』には、サウンドユーティリティソフト「Waves MaxxAudio」が搭載されています。

Waves MaxxAudio には、スピーカーやヘッドフォンなどサウンドを再生する機器に合わせて、お好みのサウンドにチューニングすることができます。(プリセット機能はありません)

Waves MaxxAudio

実際にサウンドを聴いてみた印象です。

■スピーカー
音質はまずまずだが、低音域が弱いかも。
低音域の出力が弱いためか、サウンド全体がシャカシャカとしたサウンドに聴こえる。

■ヘッドフォン
低音域から中音域にかけた音域がシッカリと再生され、サウンド全体に厚みが増し、迫力と臨場感がアップする。
サウンドを楽しむならヘッドホン装着がおすすめ。
通常のヘッドホンでも十分楽しめます。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動時間、再起動時間、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間

感覚的にも結果が示す通り「早い」です。

 

搭載ソフトウェア

『LIFEBOOK WU2/B3』に搭載されている主なソフトウェアです。(クリックで拡大表示できます)

主なソフトウェア(その1)

主なソフトウェア(その2)

Windows標準のソフトのほか、富士通オリジナルのサポートソフトやユーティリティーソフト、写真・動画編集ソフト、ウィルス対策ソフト(マカフィー リブセーフ 3年版)など、数多くのソフトウェアがインストールされています。

ソフトウェアがたくさんインストールされているときに役立つソフトが「@メニュー」。

アットメニュー(目的で探す)
@メニュー(目的で探す)

 

アットメニュー(名前で探す)
@メニュー(名前で探す)

 

「@メニュー」は、ジャンルや目的から使いたいソフトをかんたんに探すことができる便利なソフトです。

 

付属品

『LIFEBOOK WU2/B3』には、本体のほか電源アダプター、電源コード、マニュアル類が同梱されています。

『LIFEBOOK WU2/B3』本体セット

 

カスタマイズのポイント

『LIFEBOOK WU2/B3』は、富士通の直販サイト「WEB MART」にラインナップしているカスタムメイドモデルで、使い方に合わせて、CPU、メモリ、ストレージなど、柔軟にカスタマイズできます。

今回のレビュー機は、高いレベルのスペックにカスタマイズされており、ベンチマークの結果からもモバイルノートのみならずメインPC としても使うことができる性能を備えていることが分かります。

とくに、基本スペックともいえる CPU、メモリ、ストレージはハイスペック構成です。価格もそれなりに高くなってしまいます。

そこで、モバイルノートとして長いあいだ快適に使うために必要な上記パーツのカスタマイズのポイントをメモしておきます。

なお、下記画像のカスタマイズ一覧および価格は 2018年3月15日時点のものです。

CPU

パソコンの頭脳に当たるパーツで、レビュー機では「第8世代 インテル Core i7-8550U プロセッサー」を搭載していました。

『LIFEBOOK WU2/B3』では、「第8世代 インテル Core i5-8250U プロセッサー」へのカスタマイズも可能です。

CPU カスタマイズ

インテル公式サイトで CPU 仕様を見ると Core i7 のほうに優位性がありますが、コストパフォーマンスを鑑みると Core i5 でも充分快適に使えると考えています。

これまで、第8世代 CPU を搭載した他社のパソコンのレビュー結果を比較すると、筆者には価格差ほどの性能差は感じられないからです。

少しでも性能レベルの高い CPU を搭載したいなら話は別ですが。。。

メモリ

メモリは、パソコンが処理をするうえで必要な情報(データ)を展開する作業場に相当するところです。

容量が大きい(作業場が広い)ほど、処理(作業)は効率よく行われます。

『LIFEBOOK WU2/B3』で選択できるメモリ容量は「4GB」「8GB」「12GB」「20GB」です。

メモリ カスタマイズ

最低でも 8GB、可能であれば「12GB」もしくは「20GB」は搭載しておきたいところです。

『LIFEBOOK WU2/B3』の構造上、購入したあとに自分自身でメモリ増設はできないので、多少価格はかかったとしても、できるだけ大容量のメモリを搭載しておくことをおススメします。

ストレージ

ストレージは、Windows や アプリなどのプログラムのほか、自分で作成したデータなどを格納しておくパーツです。

メモリと同じように容量が大きいほど良いのですが、『LIFEBOOK WU2/B3』で選択できるのは「約128GB SSD」「約256GB SSD」「約512GB SSD (PCIe接続)」です。

ストレージ カスタマイズ

「約512GB SSD (PCIe接続)」はデータ転送速度が格段にアップするので、こちらを選択するのもアリなのですが、カスタマイズ価格が高価です。

ここは「約256GB SSD」を選択、容量が足りなくなってきたら外付けHDD(別途購入の必要があります。容量 2TB でも1万円以下)と併用する使い方が無難な選択といえます。

 

まとめ

以上、『LIFEBOOK WU2/B3』のレビュー記事をお届けしました。

『LIFEBOOK WU2/B3』は、薄さと軽さにくわえ、快適パフォーマンスの性能を兼ね備えたモバイルノートです。

コンパクトサイズながら、キーボードはとてもタイピングしやすく、その扱いやすさは群を抜いている印象です。

性能レベルや持ち歩きのしやすさ、使用感の良さなど、モバイルノートとしてのトータルバランスに優れ、これから新生活を迎える学生さんや新社会人にもおススメできるモデルといえます。

なお、価格や割引クーポンなどの最新情報については、富士通直販サイト WEB MART でチェックできます。

 


富士通直販サイト WEB MART
⇒ 『LIFEBOOK WU2/B3』製品ページ
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LIFEBOOK WU2/B3 正面(その4)

 

 

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