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LUV MACHINES Slim iGS420 ロゴのアップ

マウスコンピューター『LUV MACHINES Slim iGS420 シリーズ』の実機レビュー 後編です。

後編では、レビュー機『LUV MACHINES Slim iGS420SD-S2』を使って、各種ベンチマーク、RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測、起動・シャットダウン時間計測などのレビューを行います。

なお、ベンチマークと RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測については、メモリ容量「8GB(8GB×1)」と「16GB(8GB×2)」、それぞれについて実施します。

【 目 次 】
(前編)
外観について
レビュー機のスペック(新シリーズでの変更点も掲載)
インターフェース
本体内部
キーボード&マウス
(後編)
ベンチマーク
RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測
動作音・動作熱
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

実機はメーカーからの貸出機です。
レビュー内容については 2018年5月16日時点のもので、製品仕様・販売価格については変更される場合があります。

レビュー機のスペック構成については「スペックについて」の章をご覧ください。

 

ベンチマーク

『LUV MACHINES Slim iGS420SD-S2』の基本性能や総合的なパフォーマンスのほか、CPU、グラフィック、ストレージの性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」と、パソコンの各性能レベルを客観的に評価する「PASS MARK PerformanceTest 9.0」を使用して、パソコンの基本性能を測定します。

WinSAT

WinSAT スコア

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

PASS MARK PerformanceTest 9.0

PASS MARK PerformanceTest 9.0 スコア

「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測されたスコアは、全世界のパソコンがアップロードしたスコアと比較、Percentile(パーセンタイル)の数値から自分のパソコンの性能レベルを客観的に把握することができます。

上記の 8GBメモリ搭載時の測定結果を例にすると、トータル性能を示す「PassMark Rating」のスコア「4380.0」のパーセンタイルは「85th Percentile」で、計測を行った他のパソコン 85% よりも上位のスコアという意味です。

別な言い方をすると、「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測しスコアをアップロードした全世界のパソコンのなかで、上位のスコアから 15%(100% - 85%)に位置するスコアということです。

『LUV MACHINES Slim iGS420SD-S2』の基本性能は、WinSATでは 8GBメモリ / 16GBメモリ ほぼ同等レベルでしたが、PASS MARK PerformanceTest では 16GBメモリ搭載時のほうが大幅に性能アップしています。

CPU性能

「CINEBENCH」を使って、CPU性能を測定します。

CINEBENCH 測定結果

メモリ容量の違っていても CPU性能の測定結果はほぼ同じ。メモリ容量 8GB / 16GB の違いが CPU性能へ与える影響はないといって良いでしょう。、

グラフィック性能

グラフィック性能は以下のゲーム系ベンチマークソフトを使って測定します。

■3DMark
■ドラゴンクエストX
■ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド
■ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
■ファイナルファンタジーXV

3DMark

3DMark は、「ICE STORM」「CLOUD GATE」「SKY DIVER」「FIRE STRIKE」「TIME SPY」、各シーンについてグラフィック性能を測定します。

結果は以下のとおり。

3DMark
3DMark

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストXベンチマークでは、フルHD解像度(1920×1080) 最高品質で測定します。

結果は以下のとおり。

ドラクエベンチマーク
ドラゴンクエストX

ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド

ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマークでは、、フルHD解像度(1920×1080) / DirectX 11 の高品質(デスクトップPC)と最高品質 で測定します。

結果は以下のとおり。

ファイナルファンタジー
ファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークでも、、フルHD解像度(1920×1080) / 最高品質 / DirectX 11 で測定します。

結果は以下のとおり。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター
ファイナルファンタジーXIV 紅蓮のリベレーター

ファイナルファンタジーXV

ファイナルファンタジーXV では、つぎの 4パターンで測定します。

・解像度 1280×720 / 軽量品質
・解像度 1280×720 / 標準品質
・解像度 1920×1080 / 軽量品質
・解像度 1920×1080 / 標準品質

結果は以下のとおり。

ファイナルファンタジーXV
ファイナルファンタジーXV

グラフィック性能についても、メモリ容量 8GB / 16GB の違いによる影響はないといって良いでしょう。

ストレージ

レビュー機の『LUV MACHINES Slim iGS420SD-S2』には、には Gigastone製の SSD(容量 240GB、SATA接続)が搭載されています。

ストレージ情報
ストレージ情報

ドライブ構成は次のようになります。

ドライブ構成ドライブ構成
(クリックで拡大表示できます)

ストレージのデータ転送速度の測定結果です。

データ転送速度
データ転送速度

SSD が搭載されていると、Windows やアプリの起動が早くて快適です。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」および「PCMark 10」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

PCMark 8(Home Test)

家庭での利用を想定したテスト内容です。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8 Home TestPCMark 8(Home Test) OpenCL対応の Accelerated にて測定

PCMark 8(Creative Test)

クリエイティブな利用を想定したテスト内容です。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8 Creative TestPCMark 8(Creative Test) OpenCL対応の Accelerated にて測定

PCMark 10 Extended

PCMark 10 Extended は、以下の 4つの Test Group のテストを実施します。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

■Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
■Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
■Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
■Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

PCMark 10 Extended スコアPCMark 10 Extended

総合的なパフォーマンスについては、メモリ容量 16GB に若干の優位性はあるものの、その差は大きくないようです。

 

RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測

『LUV MACHINES Slim iGS420SD-S2』で、RAWデータ現像と動画エンコードの処理時間を計測してみます。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・撮影カメラ SONY NEX-5

■処理時間

8GBメモリ 16GBメモリ
処理時間 1分 8秒 45秒
メモリ使用量 4.1GB 3.7GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 15
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4)
・動画再生時間 10分間

■処理時間
◇エンコード品質:1280×720/30p 16Mbps

8GBメモリ 16GBメモリ
処理時間 2分30秒 2分19秒
メモリ使用量 3.8GB 3.3GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

◇エンコード品質:1920×1080/120p 60Mbps

8GBメモリ 16GBメモリ
処理時間 16分 4秒 14分16秒
メモリ使用量 4.0GB 3.6GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

 

動作音・動作熱

動作音については、ベンチマークなど負荷のかかる処理中は排熱のためファンがフル回転し「サーッ」という気流音が多少大きくなります。
通常の動作音自体は静かなので、そのギャップで多少耳ざわりに感じるかもしれません。

ただ、負荷が低減してくると即応するようにファンの回転も落ち着き気流音も静かになってきます。パソコンを使っているあいだ負荷のかかる状態が続くわけではないので、それほど気になることはないと思います。

また、動作熱については、負荷のかかる処理中でも排気口からは若干温かい空気を感じる程度です。平常時は排気口からも温かい空気は感じません。スリムボディに各種パーツが実装されていますが、シッカリとしたエアフローで効率的な排熱が行われているようです。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動時間、再起動時間、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間

感覚的にも「早い」です。

なお、起動・再起動・シャットダウン時間は状況により多少変動するので、参考値にしてください。

 

搭載ソフトウェア

『LUV MACHINES Slim iGS420SD-S2』に搭載されている主なソフトウェアです。

スタートメニュー(クリックで拡大表示できます)

Windows標準のソフトのほか、マルチメディアコンテンツの統合パッケージ「CyberLink Media Suite」、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。

「CyberLink Media Suite」には、動画編集ソフト「PowerDirector 14」、DVD再生ソフト「Power DVD 14」、ライティングソフト「Power2Go」などが入っています。

CyberLink Media Suite
CyberLink Media Suite

CyberLink PowerDirector 14
CyberLink PowerDirector 14

マニュアル類としては、Windows 10 の操作説明書「Windows 10 ユーザーガイド」や取扱説明書「ハードウェアマニュアル」が PDFファイルで入っており、それぞれスタートメニューから開くことができます。

マニュアル類

 

付属品

『LUV MACHINES Slim iGS420SD-S2』の本体ほか同梱品一式(電源コード、キーボード、マウス、DVI-HDMI変換コネクタ、ドキュメント類)です。

『LUV MACHINES Slim iGS420SD-S2』一式

付属しているドキュメント類です。

『LUV MACHINES Slim iGS420SD-S2』ドキュメント
付属のドキュメント

【上記写真のドキュメント類について】
■上段左側から
・サポートマニュアル
・ファーストステップガイド
・製品仕様書
■下段
・U-NEXT プレミアム特典チケット
※保証書は梱包箱に添付されています。

サポートマニュアルには、初回設定手順のほか、サポートセンターへの問い合わせ方法についても詳細に記載されています。

サポートセンターへは、電話、メール、FAX での問い合わせが可能で、技術的な問い合わせも OK です。(電話による問い合わせは 24時間365日対応)

サポートマニュアル
サポートマニュアル

 

まとめ

以上、『LUV MACHINES Slim iGS420 シリーズ』のレビュー記事をお届けしました。

『LUV MACHINES Slim iGS420 シリーズ』は、スリムなボディながら性能レベルが高くパワフルなパフォーマンスで快適に動作してくれます。

今回のレビューでは、8GBメモリ搭載時と 16GBメモリ搭載時とでベンチマークを実施しましたが、ベンチマークソフト単体としては大きな差はなかったものの、RAWデータ現像や動画エンコードではその差は顕著となりました。

写真や動画編集をメインとした使い方をするなら、カスタマイズなどで 16GB以上のメモリ増設がおススメです。

今回レビューを行ったモデルは販売終了となりましたが、後継モデルの LUV MACHINES Slim iGS410 シリーズ にラインナップしている機種や価格、カスタマイズ内容については、マウスコンピューター公式サイトでチェックできます。

 


マウスコンピューター公式サイト
⇒ LUV MACHINES Slim iGS410 シリーズ 製品ページ
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LUV MACHINES Slim iGS420 正面側(モニタ付き)

 

 

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